エンジンは燃焼などによる発熱を、冷却することで安定した性能を得るようになっています。
「液冷エンジン」と呼ばれる冷却方法は水をメインとした液体でエンジンを冷やします。
 冷却に使用する液体には特殊なアルコール系のものもありますが、一般的には水が使われます。
これは液体として入手しやすくて、安定した液体だからです。
 水を冷却に使用するということは、シリンダーブロックの内部やラジエター内に水を
貯めておくということなので、いろいろと問題も発生します。

 第一の問題が冬場の凍結です。
昔はLLCのような便利なものがなかったため、冬に冷却水を凍らせてしまい、シリンダーブロックに
亀裂を入れてしまったり、ラジエターを破損させたという話が度々聞かれました。
 
 第二の問題はサビです。
生の水を入れてしまうと、温度絶えず変化するため酸化反応を起こしてしまうのです。
その結果シリンダーが錆びて、それが浮きサビとなって冷却回路内を漂うことになります。
金属が侵されるだけでなく、回路内で溜まってオーバーヒートの原因にもなるのです。
こうした状態を防止するために、冷却水を改良しなければなりません。
そうした要求に答えるものがLLCです。
 LLCはエチレングリコールと防錆剤などが配合された液体です。
エチレングリコールは毒性が強く、誤用されると危険なので着色されています。
赤のものと、緑のものがありますが性能は同じです。赤は汚れがわかりやすく、緑は漏れがわかり
やすいという特徴があります。
 LLCはそのまま冷却水として使用するのではなく、希釈して使用することになっています。
この濃度は、最低気温の設定によってちがうのですが、九州の平野部で25%くらい、山間部で30%
くらいを目安にしてください。。
 LLCの役目としてある防錆性は、最近ではもっと重要度が増しています。
それは腐食に弱いアルミがエンジンやラジエターに多く使用されているからです。
酸やアルカリに傾かないLLCは、その点でも優れているわけです。
 また、エチレングリコールが入ったことで沸点が高くなり、オーバーヒートにも強くなっています。
もちろん防錆効果による長期の清浄作用も効果があります。

LLCは2年に1回交換してください。色がついていても、成分が変化して防錆効果がなくなっている
ものもあります。城北重車輌ではクーラントの濃度計を準備しています。気軽に点検を申しつけ下さい。
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